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栽培講習会  

9月21日(日)晴一時雨で変な天気

 昨日、三重県伊賀で「土と水の学校・有機栽培講座」の案内が生協よりあり、アイワ研究会より4名で出席しました。

講師の小祝政明先生

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 伊賀有機農場のオクラ畑

さっそく谷口さんが感想を書いてくれました。
現地研修 &講師先生のご講義(導入編・初級編)と言え、初級土壤編では実用的で参考になりました。
・植物が養水分を吸収するメカニズムについて、私たちが学んで来た養分吸収のメカニズムから一歩も二歩も時代は進み、解明されている事を知りました。…単純にアンモニア態~硝酸態に変化して吸収する…と基本的に理解していましたが、…時代は進歩して肥料の形態を選ぶ時代になっていました。
 要するに施した肥料形態によって、無駄が多く(化成肥料)非効率的だ…と言うのです。 
 奨める肥料形態は…微生物の力を借りてそしゃくされた上質のボカシ肥料が有利で…
吸収メカニズムは…施した肥料は…土壌中で
・固形タンパク(タンパク質)が酸素を吸収して炭酸ガスを排出、ペプチド~アミノ酸態~アンモニア~硝酸態へと土壌中で変化して、植物が吸収出来る過程をたどるのですが、効率よく吸収させるには(ペプチド~アミノ酸)の範囲の過程で、その肥料の殆どが吸収出来る形態にそしゃくされた肥料がベストで、こうして吸収させる事で、植物の生育展開は飛躍的に向上し、収量を4倍程度までに向上させ、しかも、光合成効率が良く成分含量(栄養価値が高い)も多く、健康的で丈夫な作物を作る事が出来る…との進歩したお話でした。
 要するに化成肥料ではなく、発酵肥料(ボカシ肥料等…)を使う事で、肥料を効率的に吸収させる…と言うお話でした。…現実を考えて見ますと、「有機質肥料(魚粉や海草・菜種粕)をボカシ肥料にして使用する…それに加え、Ca・Mg・Mn &微量要素のFe・Mo等の施用を忘れず、対応する必要があるとの事で、一方、講師先生は葉面撒布の効果を認めようとはしませんでしたが、上記処方箋を参考に今後対応する園地を作り試して見たく考えています。
現実の私たちの園地土壤環境は…実行している草生栽培、…特にイネ科のメヒシバやエノコログサ等を積極的に生やし周年、草が枯れ…セルローズを供給して、土壤を団粒化させる環境は出来ていますので、後は…有機質肥料をボカシにして供給する体制を整えれば良いと考えます。
…少し復習をして見ました。
 今後共、お力添えをお願い申し上げ、大変お世話になりました事に感謝します。
                                           
                                                 谷 口

                                                      
by ojirimasako | 2008-09-21 12:27 | アイワ研究会
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